2010/02/17

『BORN TO RUN』著者がベアフット・ランニングを指導:ニューヨーク・タイムズ

The Roving Runner Goes Barefoot : The New York Times
http://well.blogs.nytimes.com/2009/10/05/the-roving-runner-goes-barefoot/

“さすらいのランナー”、NYタイムズのランニング・ライターBrian Fidelmanが『BORN TO RUN』の著者クリストファー・マクドゥーガルといっしょにニューヨークのセントラルパークを裸足で走った記事。動画は以下でも見られます。



【抄訳】
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クリストファー・マクドゥーガルはその著者『BORN TO RUN』のなかで、現代のハイテクシューズはわたしたちの自然なストライドを乱し、間違ったフォームを助長し、怪我につながると言っている。ということで、セントラルパークで一緒に裸足で走ってみることにした。といっても芝生の上で数分走るぐらいかと思っていたのだが、クリストファーの考えは違ったようだ。


「固い人工の道のほうが安全だ。自然の道には木ノ実や石が落ちている」とクリストファー。
でも、ガラスや尖ったものがあったらどうするの?
「このスペシャル装備を使う。両目だ」
私の走りはすぐに変わった。踵を打ち付ける走り方から、足の真ん中から足指のつけ根にかけてゆっくりと着地するようになり、背筋が伸び、ストライドが短くなった。意識したわけではなく自然とそうなるのだ。
「裸足で走ると、すぐにどうやって背筋を伸ばすか、素早く軽い着地をするか思い出せるんだ」
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“さすらいのランナー”とクリストファーはけっきょくセントラルパークを10キロほど、裸足で走ります。周りのランナーからはしばしば驚きの声が。あげくにあるランナーから「ベアフット・ランニングに興味があるならいい本がある」といって『BORN TO RUN』を薦められる始末(笑

“さすらいのランナー”は走っている時は足がまったく痛くならなかったそうですが、こちらのウェブサイトで「ベアフット・ランニングは徐々に慣らしていくのが大切」と書いてあるとおり、翌日には少し痛みが出たそうです。といってもそれは怪我というより使っていなかった筋肉を使ったからだとのこと。足裏の皮はまったく大丈夫。唯一、顔の筋肉が疲れているのは、ランニング中、笑顔が絶えなかったからだろうとのこと。

※ちなみに、ベアフット・ランニングをしながら、『BORN TO RUN』の登場人物の面々に今でも会っているのかとクリストファーに聞いたところ、カバーヨとはデンバーの書店のサイン会で、ジェンとはウェスタンステーツ100マイル・エンデュランスランで会ったし、ビリーとは最近ハワイへトレイルランニングに行ったとのこと。また、昔からベアフット・ランニングを唱えてきた人々がいるのに自分がブームの立役者のように取られるのは気が引けるとも述べていたそうです。

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